恋し華~愛しき君に~【完】

作者緋紗羅

時は平安。
出逢うことも惹かれることも赦されなかった。
入内が決まった右大臣家の姫と宴に忍び込んだ左大臣家の子息。
叶うことのない禁忌の恋の終焉は――。

出逢ったのは運命か

 




それとも必然か





教えておくれ





どうか教えておくれ





あの日、咲き誇っていた桜よ





お前ならば知っているだろうか?






あの方は今






幸せでいらっしゃるだろうか―――














『いとおしき 花に霞が かかる今


            我が妹千歳 幸を願わん』



















イイね、ありがとうございます!