絡まり躓く
季節の足下で
速度を落とす
四季時計
歩みを停めて
振り返る年の瀬
岸辺に残る
想いの残骸
冬枯れて行く
枝葉を切り捨て
白んだ原野で
凍える思考は
ただひたすらに
春を目指した
白い息を
指先に吹き掛けながら