《弐の調》 主 旋 律(しゅせんりつ)

作者彩 愛 美


歌のように

音が意味を持つ

ぼんやりとした

抽象的なものでは無く

はっきりとした

輪郭線で描かれた

立体音楽


前面に押し出される

力強い音の鏃は

聴く者全ての

胸を貫いて

心に留まる

それを糧にして

勇気を抱いて

生きて行ける

音楽は何時だって

友達だから