殺人鬼の存在理由【完】

作者ラクシー

「君を殺すことが、俺の存在理由」深夜二時半、突然現れたのは、銀色の瞳を持つ美しい殺人鬼。「奪って壊す。心も、カラダも……」どうぞ遠慮なく殺してください。






「君を殺すことが、俺の存在理由」








深夜二時半



漆黒の髪に、幻惑的な銀色の瞳を持つ彼は、


私に鋭利なナイフを突き出した







「君の全てを壊す」







息を呑むほど美しい彼



切り裂かれる、私の寝間着








「奪って壊す。




心も、カラダも……」








嗚呼


待ち焦がれていた結末







「いいですよ……こんな命……人生……いりませんから」











だって、私はただの人形


どうぞ遠慮なく、殺してください