「覗いてみる?魔法の万華鏡。」
彼が、キレイな陶器の筒を私に渡す。
「魔法の、、、万華鏡?」
「そう。一番好きな人の顔が、筒の先に見える。」
----いたずらっ子のような目をして、
彼が私の顔を覗いた-----
「ホントに?」
「ホント-----。怖くて、見れない?」
彼の問いかけに、ゆっくり首を横にふる。
ひんやりと冷たい陶器の小さな穴に
わたしは瞳を近づけた------。
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《登場人物紹介》
藤守 つばさ・・・青山ゆかり学園2年生。霊感強し。
ショートヘア、小顔でわりとかわいい。
女子力0。生徒会長で幼馴染の斗哉を
彼氏に持ちながら、嵐に心惹かれ!?
黒沢 斗哉・・・つばさの幼馴染。同じく青山ゆかり学園2年生
(とおや) で生徒会長。顔良し、頭良し、性格よし。
長年の想い通じてつばさの彼氏になるも、
嵐の登場でいきなり波乱!!
神崎 嵐・・・青山ゆかり学園の1年生。1000年以上続く
霊能力一族の末裔。純和風のイケメンで学年
を問わず女子にモテる。つばさに想いを寄せ
ている。
鈴原 大地・・・心臓病で亡くなった男の子。享年17歳。
つばさに憑依した事が縁で、3人の友人になる。
※この物語はフィクションです。
登場する学校名や団体名は実在しません。
※性描写あります。
《未成年の喫煙は、法律で禁止されています》