彼にはみえない  episode7

作者橘 弥久莉

霊が見える女の子、つばさと幼馴染の斗哉、霊能力一族の当主、嵐の恋のお話。ヒンヤリあり、甘いドキドキあり。
※episode6から一部お話が繋がっています。

「覗いてみる?魔法の万華鏡。」



彼が、キレイな陶器の筒を私に渡す。



「魔法の、、、万華鏡?」



「そう。一番好きな人の顔が、筒の先に見える。」





----いたずらっ子のような目をして、


          彼が私の顔を覗いた-----




「ホントに?」



「ホント-----。怖くて、見れない?」



彼の問いかけに、ゆっくり首を横にふる。




ひんやりと冷たい陶器の小さな穴に


わたしは瞳を近づけた------。




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《登場人物紹介》



藤守 つばさ・・・青山ゆかり学園2年生。霊感強し。

         ショートヘア、小顔でわりとかわいい。

         女子力0。生徒会長で幼馴染の斗哉を

         彼氏に持ちながら、嵐に心惹かれ!?

         


黒沢 斗哉・・・つばさの幼馴染。同じく青山ゆかり学園2年生

 (とおや)  で生徒会長。顔良し、頭良し、性格よし。

        長年の想い通じてつばさの彼氏になるも、

        嵐の登場でいきなり波乱!!



神崎  嵐・・・青山ゆかり学園の1年生。1000年以上続く

        霊能力一族の末裔。純和風のイケメンで学年

        を問わず女子にモテる。つばさに想いを寄せ

        ている。



鈴原 大地・・・心臓病で亡くなった男の子。享年17歳。

        つばさに憑依した事が縁で、3人の友人になる。

      

    


※この物語はフィクションです。


 登場する学校名や団体名は実在しません。


※性描写あります。




《未成年の喫煙は、法律で禁止されています》