2011.2.2
- 最終更新日
- 2011/02/20
- 作品公開日
- 2010/12/15
- ページ数
- 完結 215ページ
- 文字数
- 58,591文字
- セルフレイティング
- 暴力描写 性描写
シェア
作品スタンプ・シーン
まだ作品スタンプ・シーンがありません
作品コメント
ログインすると作品コメントが投稿できます
- 雪
号泣。 圧巻です。 もはや携帯小説の域を超えています。 書店に並んでいそうなほどの完成度に驚きです。 マジでビビりました。 横文字で読むのが勿体ないほど、これまで読んだ本格派携帯小説の中で一番の本格派小説でした。 携帯小説を読んで泣いたのも、たぶんこれが初めてじゃないかな?と思います。 山場で号泣して、最後のページでまたじんわりと泣きました。 もう、なんというか… とにかく美しい作品でした。 最初から最後まで退屈するところなく読み進められました。 いやあ、すべての描写において感服です。 .
- 眠空
蒼氓に光を当てた物語 戦国大名や戦国武将に日は当たれども、日の目を見ることのない下級武士や足軽、そして民草。 そんな蒼氓(そうぼう)にやわらかい光を当てた物語。 その時代を見てきたかのような臨場感、迫力などから、著者様の歴史の造詣の深さと切なる愛情を感じました。 知識だけでは小説は書けません。 著者様は知識だけでなく、温かみのある人物描写や情愛を丁寧に描ききることで、しっとりと味わい深い『時代小説』へと昇華させています。 主人公や彼を取り巻く近しい人々の比類なき純粋さは一片の曇りもなく輝いていて、【はな】という純一無雑な存在と綺麗に寄り添うように重なり合っていました(六紋銭とリンクさせるという発想が特に素晴らしかったです)。 戦国時代。乱世に苦しみ喘ぎながら、それでも木の下の翠露のようなつつましい光を放ち、懸命に生きた人々。 足軽ながら武人としての志を抱いた人々。 生きることが全てだった人々。 教科書に取り上げられることのない人々の民情をしっかりとこの目で見たようで、心の底から素晴らしい時代小説を読んだという気持ちになれました。 素敵な作品をありがとうございました。
- 空
ほかほかになります! 歴史ものが好きなので、歴史のジャンルでランクインしている作品を‥…現在もその名を轟かせている武将が主人公なのかな~と言った気持ちで読み始めました。 しかし出てくるのは、スポットライトが当たることは滅多にないような『足軽』。しかも『障害』を持っている。今までに無いような設定、作品で驚くばかりでした。 驚きと共に何度も何度も、玄二郎の言葉や、玄二郎を取り巻く人々の気持ちに、心がほかほかになりました。そして泣きました。(笑)おふみさんにすっかり感情移入してしまい‥…(笑)泣きました。(笑)だけど今は本当にほかほかです! 『とおく』と言う響きもすごく好きです!素敵なところだろうなとしか思えなくて。好きです! だらだらとまとまらなくて申し訳ないんですが、すごく好きです!この作品!ほかほか間違いないです!