作品コメント
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- 雪
号泣。
圧巻です。
もはや携帯小説の域を超えています。
書店に並んでいそうなほどの完成度に驚きです。
マジでビビりました。
横文字で読むのが勿体ないほど、これまで読んだ本格派携帯小説の中で一番の本格派小説でした。
携帯小説を読んで泣いたのも、たぶんこれが初めてじゃないかな?と思います。
山場で号泣して、最後のページでまたじんわりと泣きました。
もう、なんというか…
とにかく美しい作品でした。
最初から最後まで退屈するところなく読み進められました。
いやあ、すべての描写において感服です。
. - 眠空
蒼氓に光を当てた物語
戦国大名や戦国武将に日は当たれども、日の目を見ることのない下級武士や足軽、そして民草。
そんな蒼氓(そうぼう)にやわらかい光を当てた物語。
その時代を見てきたかのような臨場感、迫力などから、著者様の歴史の造詣の深さと切なる愛情を感じました。
知識だけでは小説は書けません。
著者様は知識だけでなく、温かみのある人物描写や情愛を丁寧に描ききることで、しっとりと味わい深い『時代小説』へと昇華させています。
主人公や彼を取り巻く近しい人々の比類なき純粋さは一片の曇りもなく輝いていて、【はな】という純一無雑な存在と綺麗に寄り添うように重なり合っていました(六紋銭とリンクさせるという発想が特に素晴らしかったです)。
戦国時代。乱世に苦しみ喘ぎながら、それでも木の下の翠露のようなつつましい光を放ち、懸命に生きた人々。
足軽ながら武人としての志を抱いた人々。
生きることが全てだった人々。
教科書に取り上げられることのない人々の民情をしっかりとこの目で見たようで、心の底から素晴らしい時代小説を読んだという気持ちになれました。
素敵な作品をありがとうございました。 - 空
ほかほかになります!
歴史ものが好きなので、歴史のジャンルでランクインしている作品を‥…現在もその名を轟かせている武将が主人公なのかな~と言った気持ちで読み始めました。
しかし出てくるのは、スポットライトが当たることは滅多にないような『足軽』。しかも『障害』を持っている。今までに無いような設定、作品で驚くばかりでした。
驚きと共に何度も何度も、玄二郎の言葉や、玄二郎を取り巻く人々の気持ちに、心がほかほかになりました。そして泣きました。(笑)おふみさんにすっかり感情移入してしまい‥…(笑)泣きました。(笑)だけど今は本当にほかほかです!
『とおく』と言う響きもすごく好きです!素敵なところだろうなとしか思えなくて。好きです!
だらだらとまとまらなくて申し訳ないんですが、すごく好きです!この作品!ほかほか間違いないです! - 小日向 華
感動しました
最初からグイグイ引き込まれ、一気に読ませて頂きました
歴史物と言えば表舞台に出て来る有名所の作品が並ぶ中、この設定で尚且つ障害がある事をテーマに進んでいく作者の文才に素晴らしいものを感じます
本当に読めて良かったです。
歴史が苦手な方にも分かりやすく書かれています!!
もっと沢山の方に読んで欲しい作品です - 璃子
泣ける
冒頭部分に引き付けられて読んだのですが、本当にいいお話でした。
人の温かさなどに溢れてて、ラストは本当に泣ける。
横たわる玄二朗の手をとって言ったあの一言には号泣です。
愛の深さを感じました。
歴史もののため、背景を知らないと少し難しい部分があることは否めませんが、それでも読む価値は十二分にあります。
個人的には、
知的障害であるが素直で無邪気な玄二朗、そんな玄二朗をずっと守ってきた五郎丸が大好きです。
素敵な作品をありがとうございました! - 輝煌ともか
引き込まれる
物語の1ページ目から引き込まれました。
情景がよく書けていて、物語の世界にすっと入っていけました。
綺麗な雰囲気で、歴史をあまり知らない方でも楽しめる作品です。
更新頑張ってください!
応援してますo(^-^)o - to-ya
【はな】は人 【河】は時
戦国乱世を背景に、この物語全編では、歴史に名を残す事の無い名もなき人々がその主軸を担う。
主人公の玄二郎は、恐らくは発達障害を抱えており、それが故に殺伐たる時勢に在って余りにも無垢な魂を持つ存在として描かれる。
そんな玄二郎を親身に支えるのが、幼馴染みの五郎丸。そして玄二郎の純真に想いを寄せる芙彌。
玄二郎への献身は、やがて五郎丸とその妻三都との間には埋め難い溝を造り。
対して芙彌の想いを無償の愛へと昇華させて行った。
巡る季節の中、幾度も花は咲くけれども。
一度咲いた花と同じ花が二度と咲く事は無く。
また淀み無い河が、その流れを止めぬ様に、時代の潮流は綿々と連成って行く。
芙彌が願った様に、玄二郎の最後に見た景色ははなの河であったに違い無い。
その花こそが、ただ一度の命を尽くす人の姿であり、河の流れとは移り行く時代なのであろう。
名も無く散った人々の様々な想いを描き出した、今作品は歴史小説であると同時に、繊細で上質な人間ドラマであるとも言える。
美しい言葉を真に求めたそんな時、是非この物語を読んで頂きたい。 - 曄子
心があたたまる
人の持つ温かい気持ちというものを大切にされている作品だと思いました。
個人的には三都の愛情からの嫉妬、相手を思いやれないことからの夫婦の不和という感情の表現が素晴らしく、玄二朗のまわりにある温かい空気と対称的に表現されているところが好きです。
そのような心情を丁寧に描かれています。
また知的障害という難しいテーマを題材にしながら、大切なものが何かを教えてくれる素晴らしい作品でした。 - 木花さくや
文句なしの大作
まず物語の設定が興味深い。
戦国時代と言えば大抵の人が有名武将を思い浮かべると思いますが、この作品では身分の低い足軽歩兵である玄二朗を主軸に物語が展開していきます。
現代でいう知的障害である玄二朗は、誰よりも澄んだ心を持っており、またそれは混沌とした世では人々の光でもありました。
そんな光を理解し、慈しむのは身分は違えど心からの親愛を持って接する五郎丸と、辱しめにあいそうだったところを玄二朗に助けられた芙彌。
玄二朗と五郎丸の心の絆の強さや、玄二朗と芙彌の純愛を越えた究極の愛には、現代で生きる身としてひどく感服させられました。
しかし、世は戦国。
時代は無情にもかの有名な桶狭間の戦いへと突入する――…。
桶狭間より帰郷した玄二朗に芙彌が「おかえりなさいませ」と言ったシーンでは、涙が止まりませんでした。
作者様の深い知識と卓越した文章能力には脱帽です。
現代日本で生きる私達には、ぜひ一読する必要がある作品だと思います。
武将格好いい!だけでは終わらない戦国時代小説『はなの河』。
作者様、素晴らしい作品をありがとうございました!! - きらら
好きです
個人的にこの物語の設定、大好きです♪
文章もスッキリしていて読みやすいですし、わかりやすい!
歴史好きやそうでない人も楽しめる作品だと思います!
ちなみに、私は桜の花が好きです(笑)
あの美しいピンクの花びらが散る様…最高です。
花は人にはない美しさがある。
だから好きです♪
話のはじめに「何故花がお好きなんですか?」と書いてあったのでちょっと書いてみました(笑)
すいませんm(__)