あの日と変わらぬ冷たい瞳。
全てを奪ったはずの色。
その光を美しいと感じた昔の俺を、いや、今でさえ感じている俺のことを、人は罪深いと罵り彼は面白いと笑った。
お前は呆れた様にため息をついて。
「馬鹿馬鹿しい」
と一言言ったのだ。
緋煌紀
-rhodonite legend-