友成と香子の娘として生まれた菊子。
そんな彼女に、入内話が出る。
そんなの嫌とつっぱねはしたものの、縁談は進む。菊子の運命やいかに…。

  • コメント
  • スタンプ1
  • しおり29

時は平安時代。源友成と妻、香子には二人の姫と二人の若君が生まれていた。

そのうち、長女の菊子姫は伯父の宗明に顔がそっくりの美しい少女に成長する。両親に似ていないことが彼女の悩みだった。

妹の智子(としこ)姫は、母そっくりのお転婆少女だった。

他の兄弟達を羨ましく思う日々の中、新帝の弟である東宮、篤平(あつひら)親王の妃候補になって…。

千の夜~星~のその後のお話です。次世代の物語でもあります。(2013.09.05に、タイトルを変更しました)