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歴史ミステリーまだ、未完成の小説にも関わらず、★５つをつけてしまいました。藤原の姓をもつ、三人の女子高生。古今集にもその和歌が載る、実力派の歌人をその始祖とする一族。人里離れた村の出口は、大きな石を下にした謎めいた鳥居。作者様独自の手堅い描写に、今時のJKらしい軽妙な会話が話をグイグイ引っ張ります。歴史の解説も過不足なく、素人の私の頭にもストンと入ってきました。軽妙な文体で読みやすいのに、勉強にもなっちゃう「もしドラ」的(あれはマネジメントですが)歴史ミステリーの予感を感じています。