私、沢田 夏実(さわだなつみ)は、久しぶりに私の故郷である、群馬県高崎市に帰ってきた。
私は、生まれてから、高校を卒業するまで、ここ高崎市に住んでいた。
ここを離れるのは辛かったけれど、私にはどうしても行きたい大学があった。
それは、慶應義塾大学。
何故なら、私の両親がこの大学の卒業生だから。私も、この大学を出て、尊敬する両親のようになりたかった。
そして、私は晴れて合格することができた。
もうすぐ始まる夏休み。私は迷ったけれど、少しだけ、高崎に帰ることにした。
迷ったのは、私は高崎で、忘れられない悲しい経験を沢山したから。だから、大学に入ってから里帰りするのは、今回が初めて。
大学1年の夏休み。私は再び様々な忘れられない体験をする・・・
※この物語はフィクションです。物語に登場する地名・建物名・人名・事件は事実とは一切関係ありません。