19の夏。~ひと夏の奇跡~

作者時月

大学生が主人公のファンタジーです。
久しぶりに里帰りした、彼女を待っていたのは・・・
悲しい過去を抱いた彼女の物語をどうぞご覧下さい。



私、沢田 夏実(さわだなつみ)は、久しぶりに私の故郷である、群馬県高崎市に帰ってきた。


私は、生まれてから、高校を卒業するまで、ここ高崎市に住んでいた。


ここを離れるのは辛かったけれど、私にはどうしても行きたい大学があった。


それは、慶應義塾大学。


何故なら、私の両親がこの大学の卒業生だから。私も、この大学を出て、尊敬する両親のようになりたかった。


そして、私は晴れて合格することができた。


もうすぐ始まる夏休み。私は迷ったけれど、少しだけ、高崎に帰ることにした。


迷ったのは、私は高崎で、忘れられない悲しい経験を沢山したから。だから、大学に入ってから里帰りするのは、今回が初めて。


大学1年の夏休み。私は再び様々な忘れられない体験をする・・・


※この物語はフィクションです。物語に登場する地名・建物名・人名・事件は事実とは一切関係ありません。