龍のナミダ Ⅲ 【完】

作者瑠維

彼女には愛した人がいた。恋愛したくないなら──その気にさせりゃいいんだろ?彼女の心を掴んで離さないのは…ダレ? *龍のナミダⅡの続きです。







君が最後に願ったものは

      何だったのだろうか。



伝えたい言葉は 

      届いたのだろうか。






── 君に会いたい



── 声を聞きたい



── 抱き締めたい






「どんなに消そうとしても


      …頭から離れない。」




『遠慮するつもりなんて、ねぇから。』







遡って辿った時間

  


  そこで見つけたのは



      隠された真実──