さようならを、そっと。

作者小雨

永遠に終わることのない恋を、別れる運命の二人は選んだ。何が起こるかわからない。だからこそ、ひとは何かを愛したい。ともに、生きていくために。

友達と話している時。一人で御飯を食べている時。白い花が揺れている時。ふとした全てのさり気ない瞬間にも、私は彼に恋をしている。たとえ、別れる運命でも。そして別れてしまっても、きっとこの恋は終わることがない……。