私たちは似ていたから。
触れるものはなんでも傷つけ
世界の全てを睨みつけていた。
雪が降る道を
花で飾りたかったんだ。
この手を握って離さない。
この手が温かくなるまで…ー
「人嫌いな不良校の総長なんて
珍しい人もいるんですね。」
「煩い。」
孤独だったあたしを救ったのは
天下無敵の人嫌い
と
その崩れかけた仲間たち
始まりはほんの些細な出来事だったんだ……ーー
雪が降れば、物語が始まるの