昭和58年6月。その日僕は、死にました―――。死んだ僕が見る世界は。

例えば、101人だけが住む村があったとしましょう。


あなたは、その中の1人です。


ある出来事で、あなたは99人に裏切られてしまいました。


途方に暮れるあなたに、たった1人の少年が言います。



「僕の知っている君は、そんなことしない。僕は君のこと、信じるよ―――。」



あなたは、100人中99人に裏切られてしまいました。


でも、たった1人の人間だけは、信じてくれました。



たとえ、何人も、何十人も、何百人にも、裏切られたとしても。


たった1人。


たった1人、自分のことを理解ってくれる人間に出逢えたら、最高だと思えませんか―――?