あおまゆこ
リアルな携帯小説
かなり時間を要しましたが最後まで読み切ることができました。長編は普段読み慣れていませんで…まあ個人的意見はさておき、感想ですが一言で言わせてもらうなら「リアル」ですね。
会話やその描写、すべてが現実離れすることなく淡々と作品に寄り添っている印象を受けました。話を先に進めようとするあまり、現実感を失う作者さまが多い中、素晴らしいストーリー基盤をお持ちだと思います。
ただ残念だったのはストーリーがありがちなものだったということ。予測できてしまうというのでしょうか?最後の手紙に感動した方が多いようですが、そこで感動させるためにある400ページな気がしてしまいました。
簡単に言うなれば見せ場がひとつだけなのが残念だったということです。上から目線ですいません。
作者さまの作者さまにしかないオリジナリティが含まれれば、きっと今にも増して素晴らしい作品になると思いますよ(^^)
たまには長編を読んでみるのもいいなあと思える作品でした。皆様の期待を裏切ることはないのでしょう。素敵な作品を有難うございました。
(個人的には亮くんが好みです)