自分が大切に思っているものほど、簡単に失われてしまうものだ。
誰かがそう言っていた。
だったら、絶対に離さないようにしっかりと掴んでおけば良いじゃないか、と思った。
でも、本当に大切なものは掴んだ指の間からすり抜けていく。
だからもういっそのこと、この時が止まってほしい。
いや…どうかせめてゆっくりに。
ただ、ずっとその笑顔を見ていたい。
・史実に基づいたフィクションです。ご理解の程よろしくお願いいたします。
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※褪せぬ約束の番外編で、殿視点となっています。
本編を読んでからご覧になるのをおすすめしています。