息苦しくて、真っ白のこの世界で。君だけが色づいて見えたんだ。――あなたは、私の全てを変えた。
運命的な出会いをしたわけじゃない。
特別親しい仲だったわけでもない。
一目惚れをして追っかけてたわけでもない、けど。
「別にさ、」
少しだけ、世界が広く見えた気がした。