(重複原稿です)
「個人投資家が大挙して押し寄せてきたら、株価の天井は近い」。
株式市場では昔からこう言われてきました。
株価が上がって大もうけした個人投資家の話題がテレビや雑誌で紹介されるようになると、投資経験がほとんどない人たちも焦って株を買い始めます。
ところがプロやセミプロの投資家にとっては、こうして買いが広がった局面こそが絶好の売り場となることが多かったのです。
最近は上げ相場に限らず、株価が急落して割安感が出たときを狙って買い出動する個人投資家も増えており、過去の常識は必ずしも通用しなくなっています。
しかし外国人投資家が大幅に売り超すなかで個人の買い越しが1兆円を超えた1月の状況をみると、「天井近し」の経験則が頭をよぎります。