春日 ココ。

終わる事が、決まっていた。
なんて、表現したら良いのでしょう。
色々な気持ちが溢れます。

前世で来世は必ず結ばれ様と誓いを果たし別々の
人生を歩んだ2人。

当然、読み始めた時は2人は結ばれると思ってま
した。
けれど途中途中で出てくる不自然な描写。
読み流してしまいそうだけど、あれ?なんで??
この子ここに居るんだっけ?
という思いに悲しい現実をジワジワと予感させら
れました。

途中からは涙無しでは読めません。

お祭りの華やかな描写と哀しくて苦しい心理描
写。
ご褒美のキスの感触・・・


最後は来世に託し、決して希望の見えない終わり
ではありません。

それでも、この2人は来世の約束はあっても結ば
れる確証は無い。
永遠に続く輪廻転生の中で、いつか結ばれて欲し
い・・・
そう願わずにはいられません。


本当に切ないお話でした。
こんなお話に巡り合えた事が嬉しいです。

ありがとうございます。