大橋

僕の罪。

まず、独自の切り口。

そして、まるで自分がゆりかごに乗って、漂っているかのように感じる描写の上手さ!


そして、自殺を何よりの罪として、「僕」を深い哀しみと罪とにさ迷わせながらも、
最期には一筋の光を、赦しを与える作者のやさしさが身に沁みる作品です。

他のレビューにも書かれていたように、最後の教訓めいた言葉が凡庸ではあるのですが、
それを差し引いたとしても、私はこの作品に5つ星をつけるのです。