作品コメント
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- 香取幸助
とても文学的な・・
現代に芥川龍之介が生きていたら、きっとこんな物語を書きそうな・・・
そんな気持ちにさせるお話です。
とても文学的な・・・。 - 了一
想像を駆り立てられる
死んだらどうなる? これは誰しも逃れられず、かつ多くの想像を抱くものだと思います。
この作品は、そんな死んだら…を自殺者の主人公の主観から短い文章の中から良く描き出しています。
暗い話でしたが、ラストへ向かい、そこに筆者のメッセージ性を感じました。 - 茂
「ぬくもり」に救い
万物は絶えず流れ
その転生のうちに
人は神を見る
題名からは想像のつかない観念的な小説でしたが
死後の世界を、川に流れるゆりかごに乗せたモチーフが清新でした
あまりに暗い書き出しに、落ち込みましたが
手のひらから伝わる”ぬくもり”に救いの光を見た思いです
ポール・ギャリコの『雪のひとひら』を思い出しました - 清野 遥
独特
独特の発想から生まれた世界観。しかしそれは決して妄想に止まらず、もしかしたら現実に有り得ることではないか?と思わせる。
その表現力が妬ましいくらいです(笑
この作品を通じて伝えたい事が明確に読む手に伝わる。
ほんと脱帽です。 - 桜花
罪
罪
自殺を殺人と同等に置く考え方がとても共感できました。自殺=自分を殺す=人を殺すですよね。
世の中自殺をする人は少なくないです。この話の主人公のように世の中を憂い自殺してしまおうと思ってる人は、少し立ち止まってあとのことを考えてほしいと思います。自分が死に、友達は、親はどうなるのか?よく考えたら自殺なんてできないと思います。
偉そうに言いましたが、この作品を通して再度考えさせられました。 - Y.N
ゆりかご
私は、自殺が罪だとは思いません。
何度も自殺したい、消えたいと思ったこともあります。
だらだらと長く生きることがいいことだとも思わない。
でも、そう思いながらも、
何かこの作品には胸を揺さぶられる何かがあった。
それが作者さんの独特の世界観、文章の巧みさから感じる『何か』なのか、作者さんの文に込められたメッセージなのか、分からない。
でも、確実に胸に何か感じる作品です。
おすすめです! - 大橋
僕の罪。
まず、独自の切り口。
そして、まるで自分がゆりかごに乗って、漂っているかのように感じる描写の上手さ!
そして、自殺を何よりの罪として、「僕」を深い哀しみと罪とにさ迷わせながらも、
最期には一筋の光を、赦しを与える作者のやさしさが身に沁みる作品です。
他のレビューにも書かれていたように、最後の教訓めいた言葉が凡庸ではあるのですが、
それを差し引いたとしても、私はこの作品に5つ星をつけるのです。 - キシル
命の行方
あちこちで耳にする「自殺」が題材となっている。
重圧さえ感じる世界観。
重いと感じる人もいるかもしれません。
命は重いのです。
命を軽く考えている人も、そうでない人にも、読んで欲しい作品です。
何かしら、感じることができると思います。 - マサル
自殺。
深く、重い作品でした。
独特な世界観と、きちんとした文章力。引き込まれました。
ゆりかごというアイデアも良いと思いました。
自殺はいけない事なんだ、と言うメッセージが強く込められていて、何とも余韻の残る作品でした。 - namata
書き出しを読んだら、うれしくなった。
書き出しが一番センスを問われる部分だと勝手に思い込んでいる。
今読むべきものかどうかの基準にしてる。
不思議な世界観なのにもかかわらず、みょうに説得力のある。なのに肩に力が入り過ぎてなくてここちがよい文体。
印象的だったのは暗闇と閉塞感の黒の描き方。
そして、再会し、手のつないだ時に感じた白いピンク色がなんだかたまりませんでした。
いち個人的な好みですが、
ラスト自殺についてのメッセージ色が強すぎて野暮ったく安っぽい。
そう感じされるほど途中までの高級感というのは相当なものがありました。 - 鈴
引き込まれる
独特な世界観に引き込まれます。
たった17ページ。
されど17ページ。
1ページ1ページ全てに魅力を感じます。
他の作品もおすすめ
ぜひ読んで見て下さい。