「ぬくもり」に救い
万物は絶えず流れ

その転生のうちに

人は神を見る


題名からは想像のつかない観念的な小説でしたが

死後の世界を、川に流れるゆりかごに乗せたモチーフが清新でした

あまりに暗い書き出しに、落ち込みましたが

手のひらから伝わる”ぬくもり”に救いの光を見た思いです


ポール・ギャリコの『雪のひとひら』を思い出しました