作品コメント
3件
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- へび
なみだのにおい
素直に素敵なお話だと思いました。
休憩しながら読もうと思っていましたが、思ってもなかった展開と、するりと心の中に入ってくる文章に時間も忘れて最後まで読み進めてしまいました。
特にチガヤ先輩と文学少女の語りが好きです。見事に涙腺を刺激され、最後にはポロリと涙が零れました。
素敵な作品をありがとうございました。 - 心菜 りず
一言も漏らさずに、
よく、文章が読みやすく、さくっと
時間をかけずに読める本に出会うこ
とがあります。
このお話も、綺麗な文章でまとめら
れていて、一見さくっと読めるよう
な流れでした。
けれど私は、さくっとなんか読み進
められなかった。あまりに文章が綺
麗すぎて、一字一句読み逃さないよ
うにとじっくり読んでしまった。
それは、作者の世界観や積み重ねて
きた文章力、そして何より作者の人
柄がそのまま文字になっているから
だと思います。
もっと豆雨さんの世界に浸りたい、
もっと豆雨さんのお話を読んでみた
い、そう強く思わされる作品でし
た。 - 涼音
世界が色づくその瞬間
読書が大好きな文学少女・ヨクちゃんが、図書室で偶然見つけた落書き。
その落書きが、ヨクちゃんとある一冊の本を巡り合わせます。
その本は、ヨクちゃんの世界を変えました。
本に限らず、自分の世界を変えてしまうようなもの、出来事は誰にでもあるのではないでしょうか。
少しずつ明かされていく本の作者・ソウの正体とヨクちゃんとの関係。それは、あまりにも綺麗で美しいものでした。
チガヤ先輩の優しさもよかったです。彼がいなかったら、2人は出会えていなかったのですから。
世界観が綺麗で、優しさや温かさに満ちた素晴らしい作品だと思いました。
奏人くんが書いた本を、ぜひ読んでみたいです。