夏休みも終わり、二学期が始まる。文化祭の準備で大忙しなヒイロ達だったが、ついに謎の男を突き止める。
そしてタイムリミットの日まで───あと4ヶ月

たとえどんなに辛くても、



どんなに悲しくても、



泣くことはしない。いや、出来ない。



暗い暗い闇の底。



何度助けを呼んだって、



誰も来やしない。来るはずがない。



もう、涙なんて出てこない。



私は既に黒に染まった。



そんな私に、どうしてこんなにも優しくするの?



そんなに優しくされたら、私も幸せになりたいって、



────望んでしまいそうだ



”どうして争わなきゃ行けないの?”