作品コメント
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- まさーき
童話のようなSF
「ぼく」が宇宙を旅して、様々なものに出会うお話。
想像力を掻き立てられる、けれど決して難しくはない素敵な童話です。
舞台こそSFですがこの雰囲気はむしろファンタジー。
余計な設定をがっつり削って、ただ伝えたいことのみをガツンとぶつけてきます。
とはいえ一話につき三ぺージ。
さすがにちょっと物足りないけれど、各話とも終わり方がとても素敵なので、じゅうぶん堪能できます。
読みやすいのも嬉しい。
オススメです。 - 雪
読めばいいじゃん。
文章がとてもキレイで、まるで童話のよう。
彼か彼女かわからないあの人のことを、もっと深く知りたくなりました。
短いストーリーの中で、物語の世界にぐっと引き込まれます。
拝読された方は是非「コンビニライフ」も読んでみてほしい。
しつこいようですが、一番のお気に入りなんです。
絶対に幸せなキモチになれるから。 - 昂
心を拾う宇宙船
宇宙船『ノアズアーク』に乗り
宇宙を旅する、『ぼく』。
そんな『ぼく』がいろんな星の
生き物たちに出会い、様々な
思いを託されます。
地球のように生物が誕生する可能性
のある星は、この宇宙に存在すると
科学者たちは信じています。
一番最近の発表では、星の大半が
水で出来ている、陸のない星を発見
したとか。
そこには、作者様が言うように、
くじらがいるかもしれない。
『ノアズアーク』も存在していて
そのクジラの想いを受け取っている
『ぼく』がいるかもしれない。
SFファンタジーでありながら、
どこかで本当に存在していると
思わせるリアル感は、作者様独特の
淡々とした文章だからこそ伝わって
くるものだと感じました。
細かい説明が無いからこそ、読者の
想像力が掻き立てられるんだと
思います。短いお話ですが、
読書の醍醐味を感じられる小説です。 - Teller
切ない、けど温かい
宇宙を駆ける船「ノアズアーク」が訪れる星々で起こる、小さな出会いと別れ。
短編で読みやすく、でも何かを心に残してくれる。
騙されたと思って、あなたも読んでみては。