作品コメント

あなたの中の背徳
性はいつの時代にも存在する。

少年からか、少女からか、その進行方向に違いがあったとしても。

性への感心は、少しも恥ずかしいことではない。

少女は、自分の中の感情に素直に従った。

ただ、時代によっては、それが許されなかったりもする。

雰囲気の中から、見えない何かが、問いかけてくる作品。

純愛にも似た、純粋な感情があったように思えた。

男の背徳　女の背徳
　この作品は、色々と考えさせられます。

　最初の例えが、物語全体を象徴しています。

　確かに、歴史は女性に不利な事を求め続けていたように思います。
　昔、選挙権が無かった時代もあった気がするし、戦前までのお見合いは、女性の方からは断れなかったと言うのを聞いた事があります。

　そして、女性側にも背徳があると作品から教えられました。

アタシの中に秘められた欲情
女だって男の秘めたる部分に触れたい気持ちはある…それはおかしい事でなく、いやらしい事でもないです。素直な少女の結末は現代では有り得ない仕上がりですが、彼女は満足だったのでしょうか？どんなリアルな実話系長編恋愛物語よりも素敵なヒロインだと思ってますが…私は変わってるのかしら？