作品コメント
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- 門田モン
辛口批評ですみません
自称辛口批評家です。
こういう作品も、レヴューを書き辛いですね。
他のレヴューで、絶賛されてますから、批判的な事を書きますと苛めにあいそうで (笑)
まあ、私も、それを読んで期待してたのですから‥‥意味不明なタイトルを落ちに使う手法は、嫌いではないのですが、子供が登場した時点で、予想出来ましたから。
あと、数字的な事が書かれていましたが、まあ医学的には「?」で、単なる人間目線のこじつけなので、信じないように。
内容ですが、幻想的前半部は、如何にも女性的で良かったのかな?
私の趣味では、ありませんが、惹き付ける魅力があります。
ところで、赤ちゃんを産んだ女性の夫は、死んだんでしょ?
どなたも、言及されていないので、単なる私の深読みでせうか‥‥ - 緑
胸を打つ短編
何か、後世に残したい短編集たち、っていうのを作るとしたら絶対に入れたい作品の一つです。すごい。ただただ感動するだけ。
まず読者が注目するのは題の意味。288 and overと称されたこの物語には一体どんな意味が込められているのだろう。作者の表現はご存じでしたので、紡ぎ出されるその一行が一行がまるで芸術。作中で使われる波という表現が、読者にも押し寄せる。あっという間に、心は物語へと攫われていく。
次に少年がどのようなキーパーソンとなるか。意識して見るようになった今だから、彼の言動や行動に意味を持たせているのだろうとじっくりと読み進めた。そして288という数字の意味。
これをふまえて、ラストのoverの章を読む。そうすると自然と二回目を読み出したくなる。
そういう作品。自分の言葉では表現しきれないほど、綺麗で透明な作品。 - 雷
初レビュー
短篇で有りながら空気感がすごくいいです。海と人間の関連性と神秘的な感じがこの短い文章の中にぎゅっと閉じ込められてて千蓮さんの優しさがすごく伝わってくるようでした。 - まぐろ
ショートショートの至宝
久々にうわぁってなりました。もう、うわぁとしか言い様がありません。
文章表現もさることながらオチが、288の意味が……うわぁ、もう、うわぁ
久々に素晴らしいショートショートに出会えました。ありがとうございます。 - .
中身の詰まった作品
最初は綺麗な文章だな、とそれだけでした。
初めの入り方も上手いなぁと思いました。
でも、海を眺める少年が出てきて、そして、288の意味が分かって……。
すごく泣きそうになりました。
抽象的で、それでいて現実的で。
本当に感動しました。
10ページでこんなにも中身のある作品を読んだのは久しぶりでした。
ありがとうございました。 - 鳥兎
透き通った物語
綺麗な、綺麗な物語。
少ないページ数で、柔らかく、生き生きとした文章。
海と人間の関わりも、説明が上手に組み込まれていて、堅いイメージがありませんでした。
言葉のパーツが、とても綺麗で引き込まれます。心が洗われた感じ。
物語の構成、展開も上手いです。
読む価値は充分にあります!オススメです。 - 天美 泉
科学なんかじゃない
人は海から生まれる……そんなある一説を描いた作品で、波打ち際で産まれるまでの日数を数える子供など、新鮮な設定の登場人物が味を出しています。
途中に入る「288」という数字の説明文。
それがすごく印象的でした。
科学のように筋が通った話で、でもどこか神秘的で、ロマンチックとさえ感じました。
今までにない、題材がとても面白い作品です。 - たなしょう
叙情詩
後にも先にも、これほどの作品を読む機会はそうないと思う。
たった10ページの中で閑かに、そして烈しく展開していく物語。
その場の情景も想像でき、読み終わった後で不思議な感覚に包まれました。
これからも頑張って下さい。 - M・S
神秘的
物語の始まりが、とても興味をさそい、光の指す中で物語が進むような、そんな光景が頭の中に浮かびました。
288の海と生命との神秘。
私達はお腹の中でも水の中にいましたから、考えてみれば必然なのかなぁと感じました。
綺麗で流れるような文章は、この作品を引き立てています。 - 猫パンチ
288の意味!
最初、タイトルからは内容が全く解りませんでした。
ですが、読んで納得です。
人類の神秘を、上手く表現しています。
夢なのか現実なのか、その境の使い方が素晴らしい。
夫が経験できない事を、歩調が合わない事で表現し、その場にいない事を寂しがる。
2つの揺れ動きの表現も巧みでした。
読んで損は無いです。 - エバンス
素敵
感覚的な文章が透明感があり、好感が持てました。
そのまま最後までいくのかな、と思いましたが、すいませんでした。
288という数字とそれにまつわる話、結末がかみ合って良い味を出してます。
はっきり言って尊敬します。 - えみ
garden web spider第2回競作大会
タイトルから全く予想できない内容が、じつはこんなに感動的なつながりだったとは。
読み終えた後、波のように何かが押し寄せてきて、涙が止まりませんでした。