不意にこの小説を書こうって思った本がある。
そのお話には、とある男が堕落していく様を日記風に描いていくというものだった。
この小説のタイトルにもいただいたお話。
そう、『人間失格』である。
堕落を繰り返す主役と、堕落へと分かりながらも進んでいく主人公。
そして、彼は行く宛のない旅を始める。