妄想ジャンキー ~大魔王編~ 【完結】

作者梅谷 百

『妄想ジャンキー』の番外編です☆さえない妄想狂の女の子を、本気で好きになってしまった絶世の美青年のお話しです◎まずは『妄想ジャンキー』を読んでください!

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この世の全ては俺のためにある。



そんなこと、わかりきった真実。

そんなこと、当たり前の真実。


自分がどんな風に振舞えばいいかもよくわかってる。

どんな風に笑って、どんなタイミングで真剣な顔を見せればいいかわかってる。



女なんて、単純明快なイキモノ。



こう言えばいい。

こう見せればいい。


そうすれば、どんな女も俺の前にひれ伏す。


食べてくれと言わんばかりに、俺の前にふらふら寄ってくる。


目の前のごちそうに、手を出さないなんてバカヤロウだろ?

お前の好きな時代小説とか歴史もんには、

「据え膳食わぬは男の恥」っていう素晴らしい言葉も、残っているじゃねえか。



そうだろう?

なあ、七瀬ちゃん。





注☆これは、『妄想ジャンキー』の番外編です。必ず本編をお読みになってから、お読み下さい!

注☆尚、鉄二のイメージを崩されたくない方は、読むのをお止め下さい・・・