この世の全ては俺のためにある。
そんなこと、わかりきった真実。
そんなこと、当たり前の真実。
自分がどんな風に振舞えばいいかもよくわかってる。
どんな風に笑って、どんなタイミングで真剣な顔を見せればいいかわかってる。
女なんて、単純明快なイキモノ。
こう言えばいい。
こう見せればいい。
そうすれば、どんな女も俺の前にひれ伏す。
食べてくれと言わんばかりに、俺の前にふらふら寄ってくる。
目の前のごちそうに、手を出さないなんてバカヤロウだろ?
お前の好きな時代小説とか歴史もんには、
「据え膳食わぬは男の恥」っていう素晴らしい言葉も、残っているじゃねえか。
そうだろう?
なあ、七瀬ちゃん。
注☆これは、『妄想ジャンキー』の番外編です。必ず本編をお読みになってから、お読み下さい!
注☆尚、鉄二のイメージを崩されたくない方は、読むのをお止め下さい・・・