妄想ジャンキー ~愛憎編~

作者梅谷 百

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『おほほほほほっ!!!!貴方なんて人間のクズよ!クズっ!!!名門龍見家の嫁になんて、百万年早いのよっ!!!!!』


『まっ待ってくださいっ!!!!お義母様っっ!!私と義彦さんは真剣に愛し合っていてっっ!!!』


『誰があんたみたいなどこの馬の骨ともわからない女なんかに「お義母様」呼ばわりされるもんですかっっ!!いいことっ?!二百万年早いのよっっ!!ああ~もう義彦ちゃんっだめよだめ!貴方みたいな素敵な子には、ママが良家のお嬢様を選んであげるからっ!』


『ママっ!そんなっ僕は蝶子さんを真剣に愛』




「あんたこれ見てて楽しい?」


「・・・そこそこ。」


「ふうん・・・この男、自分の母親をママって呼んでる時点でもうダメだよね。」


「そうだな。それより俺の母さんがこんなんじゃなくてよかったな。」



「・・・そうね。」