『ペンギンの翼』

もっと読みたかった 折角良い感じなのに、読む量が少なくて勿体ない!! もっと読みたかったな、というのが正直な感想です。 自殺する　を　トぶ　という表現で使っているところは面白いと思う。 “２人で死ぬなら２人で生きればいいのに。” 正にその通りだと思いました。 次作は作るんですかね？期待してます。

からっぽの・・・。 トぶ。 その言葉には輝かしい意味もあるはずなのに、切なく迫る無がここにはある。 ペンギンは、どんなに願っても空へ羽ばたく翼を持たない。 人間は、心で飛べるはずなのに、彼らは世界を遮断した。 きっと、誰もが一度は抱く空虚感。 願わくば、トぶのではなく、飛翔して欲しい。 心を通じさせて欲しい。 通じたならば、きっと光の道も見出せるだろうに。 展開としてはやや唐突すぎるところもありますが、からっぽの悲しみが丁寧に描かれていて、読後感はやるせなくも考えさせられる良作です。 まだ連載中。 この先どうなるのか、とても楽しみです。