作品コメント
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- 芙佳
爽やかな風を感じる
「生物部」という一見地味なのに、とてつもなく奥深いもの(生命)を考察する部が舞台となっている点が、まず面白いと思いました。
序盤からぐっと惹き付ける要素があればもっと良いと思いますが、読み進める内に魅力を感じる作品です。
ストーリー展開に意外性はありませんが、キャラクター全員に好感が持て、見守るような気持ちで読めました。
特筆すべきは台詞回し。作者さまのこだわりとセンスを感じます。競走馬や伝統ノートのエピソードには、さらりとメッセージが込められています。全体的に、さらりと薫る風のような印象。
古風な雰囲気もします。(舞台は一昔前かとも思いましたが、くうちゃん=歌手の誰それみたい、で現代話だと分かりました)
あとがきは手直しされた方が良いでしょう。あとがきから読んで、作品を読む読まないを判断する読者が多いみたいですから。 - まっく
大人も楽しめる
白ゆりの『純潔』という花言葉がよく似合う白石百合子を主人公とした、生物部における部活動と恋愛のお話です。
先輩の阿川志保や森村徹といった主人公を含む主要キャラは魅力的で、特に会話文は、随所にピリリとスパイスが効いていて、楽しめました。
ただ、全体的には薄味(いい意味も含む)な印象で、読み進めるのに多少の忍耐が必要かもしれませんね。
後は個人的な好みで、敢えて2点言わせてもらいます。
キスの場面は、ひねりがあって面白いのですが、その後に森村徹から、気の利いた台詞が欲しかった。流れ星、願い事うんぬんが、最終的には生かされていない感じ。
それから、父親との確執が、序盤にサラッとしか触れられていなくて、ラストでは、かなり薄れてしまった印象。作者様は、それが狙いだったのかもしれませんが、中盤以降に軽く一押しするとか、伏線をもう少し練っていれば、ラストが際立ったんじゃないかなと思います。 - 佐倉
個性豊かな部員達☆
生物部と聞いて、取っ付きにくいイメージを抱いていましたが、読んでいくうちに個性豊かな部員達のほのぼのとしたやり取りがすごーく面白かったです。
特に徹先輩の行動は掴み所がなくて…告白のシーンは胸キュンしちゃいました(笑) - オギクボ
これぞ! 恋愛小説って感じですね
ブログに感想くださいって書いてありましたので感想を述べさせてもらいます。
キスシーンは描写はうまく書かれていたと思いますね。恋愛小説読まない、書かない俺から見た感想ですけど。
白石百合子の天然さも面白かったですし、フレーメン反応とか勉強になる部分もあって読みやすかったです。
森村徹の人間嫌いって何かわけがあるのでしょうか?
作品の中で述べられてなかったんですけど…
それとも次回作で述べられるとか?
もしくは初対面の人とうまく接することができないのは徹の元々の性格なのか?
すみませんそこらへんちょっと疑問に思いました。
余談ですけど、恋愛小説に「あ!」って読者を驚かす展開を加えるのって難しいですよね。起承転結の起の部分でだいたい先読みできるんですよ。
例えば、恋愛小説にトリックを仕掛けるのは
邪道なんですかね?
すみません余計な話をぐだぐだと。
門田さんの話、面白かったですよ。
頑張ってください^^ - choji
キャラはある程度立っていますが。。。
辛口で言うと。。。
よく書かれている「長い作文」
の「域」を出ていないです。
メリハリがないのが。。。辛い。
ニヤリとさせられるところは「いくつかあって」退屈はしませんが。。。
あっ!
と息を呑むようなシーンが、ひとつでもあると、ずいぶんと評価が違うと思うんですが。。。
作者の年齢ということを考慮に入れるのが「よいかわるいか」分かりませんが。。。それを考慮に入れるなら、人間は人間を(自分自身すら)裏切る。。。という少しビターな視点が欲しい。 - 黔
おもしろいっ!!
百合子は各クラブの勧誘説明会の時、生物部の部長の話に涙し生物部に入ることにしたが……。
森村先輩のキャラが大好きです特に文化祭の合同テーマを決めるときのあの発言!!思わず吹き出してしまいました。それからずっと笑いが止まらず……。
また百合子の天然っぷりはとてもかわいらしかったです。
それに生物部という設定も珍しく、新鮮な気持ちで読むことができました。今後の展開が楽しみです。
ただ、少し誤字が気になったので☆4つにしました。細かい性格なので……。すみません。
お話の内容は本当におもしろかったので、更新頑張ってください。