夢乃森学園高等部二年の赤月りんごは、修学旅行実行委員会の委員長を務めるクラスの人気者。学校では活発に明るく振る舞う一方で、誰にも見せない孤独な一面を持ち合わせている。そんなりんごは、太陽の高度が最も高くなる夏至の日にやってきた転校生、冬上翼のどこか孤独で寂し気な瞳と目が合った瞬間、”もう一人のりんご”とシンクロする体験をする。
冬上への”特別な感情”に気付いたりんごに、ある日一通のラブレターと鍵が届き、りんごは自分が「Power Of Love」を持つ者になったことを知る。Powerを持つ者は「心象風景を具現化できる特殊能力」を操り、決闘に勝利して5つの鍵を集めれば、想いが叶う”成就の扉”を開くことができるが、敗者は、好きな人に想いを告げる”告白の禊”を実行しなければならない。
りんごは、日に日に冬上への恋心を強めていきながら、同じくPowerを持つ者たち―草原優子、夢城みり、天音なづさ、井上トオル―と、Power Of Loveのリスクを賭けて決闘を繰り広げていく。
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