『まもる』は絶世の美少女である紗夜のことが好きだった。しかし犯罪者の息子という立場から彼女に近付くことができず、毎日下校時に彼女をストーキングし、他の男たちから紗夜のことを守る日々を送っていた。一方紗夜やその親友たちも『まもる』の存在を知っており、紗夜を唯一守ってくれる存在だと認めていた。そして『まもる』との関係を壊されそうになる度に、紗夜は親友たちと協力して邪魔者を排除していく。紗夜の双子の兄であり、『まもる』を毛嫌いする真夜や、紗夜に強い執着を見せる謎多き生徒会長・美麗に振り回されながらも、『まもる』は紗夜を、紗夜は『まもる』を守り抜くことができるのか──好きだから近付けない、近付けないから好き。これはストーカーとその被害者の、ちょっと歪な恋物語。