瑠衣と美緒は夏祭りのくじで手に入れたストラップを探していた。
転校してしまう美緒とお揃いの物ということもあり、諦めきれない瑠衣。
しかし、いくら探してもストラップは見つからなかった。
その様子を見ていた美緒は「探し物って忘れた頃に見つかるらしいよ。だから今いくら必死に探したところで出てこないんじゃないかな」という言葉を残して去ってしまう。
美緒が転校し、心にぽっかりと穴が空いた瑠衣は忙しい日常に身を任せることで美緒のことを忘れようとしていた。
美緒が瑠衣の前から去って7年経ったある日。
瑠衣は偶然無くしたストラップを見つける。
それは瑠衣と美緒を再び引き合わせるトリガーとなって……