『ファースト・ライト』という作品の番外編として書いたものです。
サラリーマン×カメラマンの日常の一幕。
<あらすじ>
一介のサラリーマンである橘柾之と、フォトグラファーの入谷紫音は、紆余曲折あったのちに晴れて恋人同士となった。
そろそろ年末の気配も感じられるようになった頃、橘は恋人の誕生日を知らないことに気づく。入谷に尋ねてみると、彼の誕生日は12月24日のクリスマスイブだった。
入谷は自身の誕生日に良い思い出がないらしく、その理由を語る。橘は、せっかくの誕生日を「あまり好きではない」なんて言ってほしくないと考える。自分が入谷の誕生日を祝って楽しく過ごしたいと思うように、彼にも同じように思ってほしい、と。