前原 美紗(まえはら みさ)は、新人看護師。
幼い頃…ずっと読んでいた絵本の中に出てくる王子様に恋心を抱き
『いつか…きっと、迎えに来てくれる…。
私だけの王子様が現れて、2人で幸福《しあわせ》になるー…』と、
大人になった今でも信じて、待ち続けていた。
そんなある日…
美紗は薄暗い路地で、怪…
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▶ストーリー概要および物語
『いつか、きっと…私だけの王子様が現れ、2人で
それから数年が経ちー…。
美紗は新人看護師となって、日々忙しく働いてた。
そんなある日。
高校時代からの親友であり、同僚でもある
気は進まないが、親友の頼みを断ることが出来ずに合コンに参加するもその場の雰囲気に合わせることなく、自分の想い
『いつか、きっと…私だけの王子様が現れる。私は王子様を信じて、待ち続けているー…』と、語り…場がしらけてしまう…。
合コン終了後、さんざんな合コンに栞奈は激怒。
2人だけの反省会をする。
ようやく、気分が落ち着いた栞奈と別れ、美紗は帰路につこうとした時…薄暗い路地が気になる。
恐る恐る足を踏み入れると、そこには怪我をした
美紗は血相を変えて、龍のところへ走り寄り、鞄に忍ばせていた応急処置道具を使い、手当てをする。
手当てを終えると同時に龍の世話係であり、よき理解者の
『あくまでも簡単な応急処置だから…』と、美紗は説明し、帰ろうとするも…龍に手首を捕まれ、挙げ句の果てには龍の自宅へと半ば強引に連れて行かれる。
龍の自宅にて、美紗はきちんとした手当てをし、龍が怪我をした理由と正体を知り、慌てて荷物を持ってその場を去る。
その時に、大切なキーホルダー(キャラクター)を落としてしまう…。
龍と出逢ってから3日後のことー…。
夜勤を終えた美紗の前に龍が現れ、再び自宅へと招かれる。
そこで再度怪我の手当てを行い、お礼としてキーホルダーを渡され、龍が幼い頃に出逢い、怪我の手当てをした青年と知るも戸惑う…。
ー回想ー
美紗が小学4年生の頃に偶然、出逢った1人の青年は…まさに美紗が恋心を抱き続けていた理想の王子様そのものだった。
理由は分からないが青年は怪我をしており、美紗は不馴れな手つきでも一生懸命に手当てする。
そのお礼と称して、青年は大人気アニメのキャラクターのキーホルダー(2つで1つになったもの)を美紗に渡すが…美紗は、一方だけを受け取る。
もう一方は…
『もう一度、龍を手当てすることがあったら…その時にもう1つのキャラクターをお礼に受け取る』と、伝え、一方的な約束をして、去る。
美紗が恋心を抱き、
幼い頃に出逢い、怪我の手当てをした青年は…
『金髪で笑顔が素敵な王子様』であり、
龍は『黒髪で無愛想な有名暴力団の若頭』
あまりにも違いすぎるので、美紗はすぐに龍が同一人物だと認めることが出来ずにいた。
そんな美紗に対して、
龍は『自分専用の看護師として、傍にいろ』と言い、
2人の同棲生活が始まる。
龍の正体を知り、困惑する美紗は栞奈にどうしたらいいか、相談しようとするも…迂闊に相談できない…と、判断する。
思い悩む
龍と一緒に過ごす中で、龍が時折見せる優しさや柔らかな笑顔、憂いを帯びた
そんな折…
神谷組を恨み続ける
またも愛する人を失う恐怖に我を忘れ暴れる龍の姿を微笑ましく見つめる泰牙は、ひとときの満足感を得て帰ってゆく。
(この時、美紗のことが心配な龍は泰牙の後は追わない)
返り血を浴びた龍の姿に美紗は怯えるも…抱きしめる。
(以前は…今は亡き恋人に怯えられ、自殺してしまう)
美紗と龍は互いの気持ちを伝え合い、両想いになる。
『ここには、応急処置する道具もないの…。だから、帰ろ』と、美紗は涙を流しながら微笑む。
そこへ、ようやく…縁がやってくる。
縁が運転する車で、3人は龍の自宅へと帰る。
*お知らせ*
魔法のiらんど「悪女か悪男か」恋愛小説&コミック原作コンテストにて
Pomme Comics賞を頂くことが出来ました✨
魔法のiらんど運営様
選考に関わった方々
これまで私の物語を読んで下さった方々
サイト内で交流のある方々
全ての方々に感謝の気持ちを込めて…。
ありがとうございます🌸