「あたしは絶対『運命の王子様』を探してみせる!」
辺境の村に住むローゼは恋に恋する娘。
自分はいつか運命に導かれた素敵な男性と恋をするのだと信じているが、現実は厳しい。
世には魔物が数多くいるため、ただの村娘が『運命の王子様』を探して一人旅をするなど到底無理なのだ!
今日もまた、自分の話を唯一マジメに聞いてくれる神官のアーヴィンに愚痴をこぼしていると、なんとローゼの目の前に剣が降ってきた?
【俺は魔物を倒すため、神によって生みだされた聖剣だ。お前は俺によって選ばれ……】
「やった! 聖剣があれば魔物も平気! 一人旅も怖くない!」
【おい! 話を聞け!】
こうして聖剣を手にした村娘は『運命の王子様』を探して旅に出るのだった。
「でもアーヴィンは、なんで寂しそうなんだろう。変なの」
――誰かの気持ちには、気付くことのないまま。
※こちらの作品は他サイトで完結済み。3万文字弱の中編です。
※改稿の上で転載しております。完結まで毎日更新します。
※表紙イラスト:白玉ぜんざい様
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