聖女伝説が残るセントリゼ王国。
聖教会の聖女エウルは勤めに疲れていた。
ある日、呪いを大量に浴びた状態で聖教会に帰還したところ、婚約者ともう一人の聖女に魔女と糾弾され、エウルはこれ幸いと聖教会を出奔し、聖教会と仲が悪いと聞くアストラエア公爵領を目指す。
その道中、魔人に襲われたエウルは、神官シャシャ・ルトゥに助けられる。
エウルの追放を聞き追ってきたというシャシャと、途中で出くわした神官ジルと共にアストラエア公爵領を目指すことになる。
アストラエア領に着いたエウルは呪いにより聖女だと信じてもらえず、強力な魔物を一人で退治するよう条件を課されるが、見事魔物を退治しアストラエア公爵領へ立ち入る許可を得る。
エウルは少しずつ取り戻していく聖女の力で社会的な居場所を得ながら、シャシャやジルに休暇の満喫の仕方を教わり過ごす。
一方エウルのいなくなった聖教会では、神官長の企みにより呪物が解放される。呪物は神官長の想像以上の代物で、聖教会はエウルに助けを乞う。
エウルは本来聖女は聖教会に所属するべきという規則をねじ曲げることを条件に呪物から生まれた伝説級の魔物を倒し、アストラエア領で生きていくことを改めて決める。