異世界を舞台にした本格派ファンタジー、現実世界の中に不思議エッセンスを取り入れたファンタジー、冒険譚も恋愛色たっぷりの異類婚姻譚も!
夢と魅力あふれる、ファンタジー作品を特集します!
小説テーマ「ファンタジー」
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それぞれで待つ人たち
「……昨夜の上書きをさせて欲しい」
慈しみ育ててくれた祖父が逝った。最愛で唯一の家族を失った晶子を待っていたのは残酷な真実。彼女を愛した三人が遺した指輪が、深い哀しみに沈む晶子を異世界へと導く。
注目ポイント
始まりは現代日本。祖父が亡くなり、相続争いに巻き込まれる中で知った過去の誘拐事件や両親の死の真実。襲い来る悲惨な悪意から、主人公・晶子を守るように、形見の三つの指輪は彼女を異世界へと連れ出します。
「しょうこは俺が見つけて拾った。だから俺の」
異世界で出会ったのは、強く優しいカイルとその祖父。彼らの温かさに包まれながら、次第に自身と同じような境遇であるカイルとの距離が縮まりますが、この世界でも残酷な出来事が晶子を待ち受けていて……。
トリップ前の現代のシーンだけでも作品として成立する、しっかりと練られた晶子を取り巻く環境。人物像に厚みがあるため、作品の世界観にもすんなり入り込むことができました。異なる世界で居場所を作り出す、芯の強い女性の物語をぜひ! -
日常を食い破る出来事
「誰だって、怖いですよ。逃げるのだって勇気がいりますから」
社会人になって生きるのが精一杯な小春は、気持ちをリセットするために小さな神社で毎日お参りをしていた。
どうか私をこの世界から逃してください——。するとある日、綺麗な男が現れて「一緒に逃げましょう」と笑いかけられる。けれど彼にも願いがあって、お互いの願いを叶えることに。それは、別世界に行って弱った彼のカケラを集めることだった。 -
この感情の名前はなんという
「——会いに逝くよ。たとえ君が覚えてなくても」
列車にゆられてたどり着いた先で、わたしを待ち受けていたもの。
それは、お城のように美しい学校と、不思議な人たちでした。 -
一等強く瞬く星よ
「さようなら、お星さま」
森深い辺境の地にある村では、五年に一度、流星群の日に星を空に帰す【星神祭】という儀式が行われていた。その村に住む少女セイラは、星を空に帰す役割を担う【送り人】の一族の末裔。15歳を迎える彼女は、今年はじめて【送り人】の担い手になる。
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腹黒ヤンデレ策略家
前世の記憶が蘇ったので第五王子殿下の追っかけを止めました。すると「俺の心を弄んだ責任を取ってください」と言われ、婚約させられましたが冤罪です!
「――なんで、なんで俺に構ってくれないんですか!?」
大国メーレンベルフ王国では前世の記憶を持つ者は珍しくない。それこそ、五人に一人は持っているレベルで日常的なものだった。
これは、そんな王国で様々な人に捕まってしまう転生少女のお話――……。 -
街も心も浄化します
「その肩の狐さ、いつも肩に乗ってるけど暑くないの?」
わたしの家は代々続く人外饗応役(じんがいきょうおうやく)である。街に蔓延る物の怪を『お掃除』してもらうため、今日もわたしは狐を乗せて1日を過ごす。
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美しき青年貴族の偏愛
「この都に、私の恋人に物申す者はいない」
交通事故に遭い、目を覚ました先は古代中国風の国 涼。そこで出会ったのは闇の世界で生きる美しい貴族の青年。彼の正体は…ーーー。
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現代異能力バトル
「俺は、俺たちは、何があってもお前の味方だ。それだけは、忘れるなよ」
高校3年生の小野ちとせは、行きつけの喫茶店からの帰り道、運悪く“ブルーモーメント”の事件現場に遭遇してしまう。
しかしこれをきっかけにちとせが異能力者であることが発覚し、“特殊能力対策局”に所属することになる。
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2021年3月1日まで受付中!
次回の予告
大募集!「狼男子 vs 兎男子」
VSシリーズ第2弾は、狼男子と兎男子!
孤高の存在だが、一度懐に入れると激甘保証の狼系。
甘え上手に世渡り上手、実は腹黒だと噂されがち兎系。
どちらかの男性キャラクターが登場する作品を募集します。
テーマに沿っていれば、過去書いた作品でも新作でもOK!
2021年2月下旬PickUp予定!