『呪火(しゅか)』裏話です。その②
こんにちは。
自称「妖退治専門作家」のYura。です。
『呪火』裏話その②をしに来ました。今回はキャラクター編です。
といっても裏話はこれで最後になりそうなのですが(笑)。
〇火恋(ひれん)について
『呪火』主人公。赤い髪で癖っ毛、お嬢様、というのは最初の設定のまま変わりませんでした。些細な外見の違いとしては瞳が紫色からくっきり青色になりました。特に理由はなく、何となくです。Don't think feel(`・ω・´)
性格としては、当初はもっと子どもっぽくて世間知らずな面が強くなる予定でした。……まぁ今の状態でも納朶からすれば「子ども」ですが……www
しかし冒頭で家庭面を描いていく内にそんなに子どもっぽくはならないかな、となり今の形になりました。予定ほど無邪気にはなりませんでした。いい具合にひねくれてて私は書いてて楽しかったです。
さらに言うと、火恋は私が乙女ゲームのヒロインから摂取した栄養分をぎゅっと詰め込んだ女の子になりました。……いやぁ、書いてて楽しかった……(n*´ω`*n) 乙女ゲームヒロイン万歳なのであります。
「妖退治専門作家」を自称しているので、今まで考えていたヒロインは基本物理的に戦えたり一応そうした基礎を身に付けてることが多かったです。体感的に。
そんな中で火恋は今までのヒロイン像と異なり、非戦闘員となりました。上手く書けるだろうかと心配だったのですが、新鮮で今までにない感じでこちらも楽しく書けました。非戦闘員な部分も乙女ゲームヒロイン要素あるのかも……?
それと、ここまで女の子口調の女の子が主人公というのも私の中では珍しく、こちらも新鮮でした。先程書いたように戦える主人公ばかりだった時はやはり女の子力的なものが薄く下手すると色気より食い気に走りがちで……( ̄▽ ̄;) おしゃれにあまりこだわらない女の子が多い中で火恋は恐らく流行にも敏感な類です。私はそういうのが苦手なので今回そういう描写を書かずに済んでホッとしています。←
後は思いのほか天虎兄様大好きっ子になりましたね。一人っ子主人公が今まで多かったので、このあたりも新鮮です。
〇シロについて
私がほぼ書かないマスコットキャラ的な存在がここで来ました。中盤前くらいからマスコットとは思えないデカさと相成りましたが(笑)。
マスコットキャラをあんまり書かないできただけに果たしてシロが空気になってしまわんだろうか……と心配していたのですが、思いの外火恋の保護者をしてくれていたので助かりました。火恋と納朶の関係値が低かったのも理由のひとつだったかと。
シロについては、某マンガを読んでこういう喋る獣キャラを出したいな……といったノリで『呪火』を初めて思いついた時からいたのですが、書くにつれて立ち位置が定まってきてめちゃくちゃうれしかったです。火恋同様、新鮮な気持ちで楽しく書かせてもらいました。
〇納朶(なだ)について
1番「思ってたんと違う(真顔)」となったキャラ。←
本当に最初に『呪火』を思いついた時は、もっと好青年だったはずのキャラでした。「結婚するならこの人!」ってなるような。誰に対しても人懐っこく親切、火恋に対しても面倒見の良さとお節介気質を発揮して保護するに至る、という流れだったような。
しかし『呪火』をいざ書き始めてみると火恋のキャラクターが当初よりも人間くさいものとなり、納朶との釣り合いが取れないようになってきました。何というか、この火恋に必要なのは好青年な異民族の青年ではないな、というか。
どうしたものか……と悩んだものの答えは出ず、仕方ないのでえいやっと納朶像が固まらないまま火恋の行く道を辿ることとなりました。
結果として、納朶が出てくるまで完全なる賭けだったのですが、いざ出てくると第一声から納朶が納朶たる何かが既にあり、そこからは口調の調整こそあったもののセリフや言動にはさほど迷わずに済みました。
第一声から、「あ、この人は火恋が必要な人だ」と思えました。ホントよかった。。。
私の中で、メインの2人については「相手がこの人じゃないといけない理由」をハッキリしたいと思っていて、火恋が納朶を求める、もしくはこれから求めるに至る理由がこの時点で固まってめちゃくちゃ助かりました。そして驚くほどのしっくり感。お陰で楽しかったー……!!!
言い合いの件なんかも当初ではまったく予定にないシーンでした。もっとシロも交えてわちゃわちゃさせたいなぁ。
ざっくり男口調の男と女の子らしい女の子口調の女の子の言い合いがこんなに楽しいなんて思いませんでした。いや読み物としては知ってたんですが、自分で書く楽しみは今回初めて知りました。もっとやりてぇ……!!!
裏話今回で最後かなーと思ったのですが、他のキャラについても書きたいなぁと思ったのでまだ続くことになりそうです(笑)。
『騎士と誘うフェアリーテール』の裏話もいつか書きたいなぁ。。。予選にすら入れなかったお話ではありますが自分で大好きな話なんですよね(笑)。いつか書き直して再チャレンジしたいなぁ(`・ω・´)
ここまで裏話エラそうに書いてきましたが、ぶっちゃけ『呪火』は予選通過してくれたもののそこから先に行けるかまったく未知数でして……( ̄▽ ̄;)
しかし愛情が溢れて止まらないのでこうして裏話を吐き出しております。みんな大好きだー!!!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
今回火恋・シロ・納朶の裏話を書きましたが、書き忘れたことがあったらまた次回以降に書こうと思います。
ではまた。
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