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如月 蓮

きさらぎ れん

自分の過去の棚卸しの為に、小説やブログを書いています。
長年放置していた未完作品をコツコツ編集&更新して行こうと思います。

電車に乗って。




昨日は友人と会う為に
久し振りに電車に乗った。




普段、移動をする際は
車を利用しているせいか、

随分と、電車に乗る機会が無かった。




電車に揺られながら、物思いに更ける。




子供の頃、
電車の中で過ごす時間は
退屈でしかなくて、

車窓の景色を眺めていても、
乗客の様子を観察しても、

何一つ、楽しいとは思えなかった。




ホームの売店で
母に本を買って貰っていた記憶がある。

その本が、車内での退屈な時間を
有意義な時間へと変えてくれた。




学生時代は、痴漢に悩まされた。

何度も何度も痴漢に遭っていたから
通学で電車に乗る事が憂鬱で・・・

心の底からウンザリしていた。




都内の下町に住んでいた事もあって、
ラッシュは避けられず、

満員になった電車が
ホームに滑り込んで来るのを見る度に
憂鬱な気分になった。




不快な行為に耐えきれず
犯人を捕まえた事も何度かあるけれど、

今思えば、その後
犯人はどんな制裁を受けたのだろうか。




そんな経験もあって、

社会人になってからは
専らパンツスーツで通勤していた。




満員電車は相変わらずだったけれど、
その頃には、すっかり慣れていた。




だけど、

職種の関係で
満員電車に乗らない時期が続き、

数年振りに満員電車に乗ったら、




何で、私、知らない人と
身体を密着させているのだろうか。

と、何とも言えない複雑な想いを抱いた。




慣れとは怖いもので、

通勤で満員電車に揺られていた時は、
異性と身体が密着していようが
「仕方無い」と思えたし、

何より、それが「当たり前」だったから
いちいち何かしらの感情が湧く事もなく、

いつの間にか、
違和感すら無くなっていた。




今の私は、満員電車とは無縁で、

電車に乗ること自体が久し振りで、




その結果、

隣の座席に異性が座って
身体が触れ合ってしまうだけでも
気まずさを感じてしまって・・・

座席が空いているというのに、
立って過ごした。




そう言えば・・・




電車の中で出会った人と
「恋人」という関係に発展した事がある。




座席が隣になった異性と
「友達以上 恋人未満」という関係になって
切ない想い出を作った事もある。




・・・その話は、また今度。


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