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如月 蓮

きさらぎ れん

自分の過去の棚卸しの為に、小説やブログを書いています。
長年放置していた未完作品をコツコツ編集&更新して行こうと思います。

贅沢。




いつから、読書する時間が
『贅沢な時間』に変わったのだろう。




子供の頃は、兄たちと肩を並べ、
毎日何時間も漫画を読んでいた。

父も漫画が好きで
うちには山のような漫画本があった。




社会人となり、
読書をしながらカフェで過ごす事が
当たり前のように出来ていた頃、

あの頃は仕事に追われ、
早く成績を上げたくて、
一人前になりたくて、

仕方無く、ビジネス書を読んでいた。




恋愛小説やミステリー小説を
読みたいと思っていても、

心の余裕がなくて、

読書は時間を要する事もあって
そこに至る事なく時が過ぎて・・・




なので、いつの間にか
そういった本を買う事すらしなくなった。




つい先日、

昔の呑み友達から
「お勧めの本だよ」と借りた本の事を
ふと思い出した。




少し黄ばんでしまった文庫本。
それは、まだ本棚に置かれていた。




それを空色のブックカバーで覆い、
バッグに入れて、

わざわざ近所のカフェに向かって
読んでみた。




3時間掛けて一気に読んだ。




それを読み終える間に、
珈琲を2杯、ケーキを1つ注文した。




とても、とても、贅沢な気分を味わえた。




多忙な日々の中の、ささやかな幸福。




本って、いいな。




また当分こんな時間は取れなそうだけれど
今回味わえた幸福感を忘れずに
似たような時間を過ごしたい。




ここに置きっぱなしの自分の作品たちも
早く完結させてあげないと・・・




けれど、これらの続きを書く為には、

思考も、想いも、
作品に入り込む必要があって・・・

それには時間が必要なんだ。



続きを書きたい気持ちがあるから
ここに顔出しがてら
ブログを更新しているのだけれど。



さて、いつになったら
作品に入り込む時間が出来るのか。




それまでは、
ここで息抜き程度に
自分の気持ちを吐き出させてください。


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