ひとりぼっちじゃない

死んだっていうのは嘘かほんとかはわからないけど、ほんとうだとするのなら、ススメが死んだという意味なんだと思う。ススメが掘り続けてきたみやこさんへの想いは、ほぼ完成に近かったけど、彼女本人が木彫りを見ることもなかったし、最終的に彼女は未完成のぼんやりとした木彫りをすすめのいた元へ返した。このぼんやりとした木彫りは彼女が感じていたススメの気持ちを表していて、彼女は彼女なりにススメを供養したのだと思う。死んだ後すすめはどこかスッキリしてリセットしていた。あともう1人の女性は自室でみやこさんの動画を流していた。ちょっとすすめに気があったけど、自分のことを全然気にしてくれないことを知ってでていった。

毛を編んでるっていうのを聞いて、僕のもあるかなあみたいなこと言ってたけど、あれは自意識過剰。みやこさんを思う気持ちは大きいけど、みやこさんはそれほどススメの気持ちを受け止めていない。自殺しようとしたらすすめは止めに来るのかを実験していた？胎内の音はみやこさんのなかに入っていくことで大きくなる。

シーンがコロコロ変わるけど、似たシーンばかりなので記憶が曖昧になる映画。あと音が少なく、眠かった（）こともあってあんまり集中できなかった。バイト先の子を思い出してばかりだった。

すすめはゼラニウムを残して街を出る。