staccato!
「考える必要がないのに何故考えるの?」
わかんない。
考えることに必要がないって、どうしたら思えるの?
ーーーーー
ばらばらになってしまいそうな程だったことが一体どうしてだったのか分からなくなるくらい、なんでもないと思う。
幸福で満たされている気持ちとは違って脳味噌は薄ぼんやりとしていて、現実的ではない。
ここではないどこかへ行こうと思うことは君を捨てることになるの?
薄情だと言う君のはにかんだ顔は本当に可愛くて、ぶん殴りたいなあと思いながら反芻。
いなくなるのは今の君の前からじゃない。
でも、一体どうしたら魔法をかけられるのか分からない。
ーーーーー
なにをしようが変わらない。
メタルラックの向こう側。
キーボードを叩く君の冷めた横顔を思い出す。
迷子みたいな気持ちになりながら過ごしたあの時間と、地図を見なくても辿り着けるようになってしまった君の街までの道。
悲しくなるのは、正しいかどうか知りたいのだって防衛本能だ、なんて思うことだ。
本当のことならどこにもないのだということを知っていたからといって、蹲る夜がなくなるわけじゃない。
愛してるのキスがしたい。
どんなやり方でも構わない。
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