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秋晴れ、という言葉のなんと美しいことか、と考えながらRPGみたいな道を歩く。
私の生きている時間軸は一体なにものにも結び付かなくて、物語の始まりも終わりもどこにもない。
一体いつから生きていたのだかも分からないまま一体いつ死ぬのかも分からないこの先を生きていくのだ。
愛したものもいつからか愛さなくなっていく毎日の中であのひとだけが変わらずにいるのは、あのひとが私を一々好いたり嫌ったりしないからだ。
微睡むように生きていくことの幸福をそれぞれ探している。
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