愚図

una vita tranquilla/due.


私は待つということが大そう苦手である。
苦手というより嫌い。
不安になってやきもきして地団駄を踏んでめそめそして、何をしても落ち着くことなど出来なくて途方に暮れる。
これでもかというくらい煙草を吸ってもう一層のこと食べてしまえばいいというほどになって、煙草の匂いにうんざりし始める頃になるとやっと、まあいいか、と諦めがつくのだ。


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一方的になんだか合わないなあと感じる夜、きっと君にはなんてことのない一日だったりして、両手で小さく手をふる君の可愛い顔を一生懸命に思い出す。
私をありがたがっているという君が、一体どれほどの価値を感じているのだろうか。
君を捨てるとき、君はちゃんと捨てないでって言ってくれるのだろうか。




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