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汪海妹

ワンハイメイ

2019年の夏頃より小説を書いています。

一番最初は主人公たちが高校生から大学生になる頃を扱っていて、その次と次の次はそのまま彼らが親になって大人になってゆく世界を書きました。その後、そのまま作品の中に出てきた脇役を今度は主役にし、以前の主役達を脇役にするという形で、どんどん作品数も増えました。

自分の作品の中で一番読まれている作品は、木漏れ日①というもので、これはリーマンを卒業して起業する…

( ¯꒳¯ )ᐝ おはようございます

今週、既刊お読みくださった方、ありがとうございます。
<(_ _)>

今後の掲載予定です。

6月 松尾君は絶対勘違いをしています
    2章 中村芽衣、参上! 投稿済
    3章 本編       執筆中 4.4万
  きみどり②
    7章          執筆中 0.1万
7月 未定

今は、勘違いの本編を書いていまして、途中ではたと

「この先、どうなる?」

場面がくっきりと上がってこなくて壁にぶつかりました。もともとですね、ラストは決まってるんです。ラストの印象はかなりはっきりと上がってるんですが、そこまでつなげるエピソードが薄ぼんやりとしていて……

今まで書いてきた作品でもこういうことがあって、この時、めんどくせえな早くラスト書きたいなと、えいやっと書いた部分があります。それを時間が経ってから自分で見直すと

「素晴らしく出来が悪いな」

適当に書いているのバレバレ。

なんというのかなぁ、今年はもともと執筆に集中できていない年なのですが、まぁ、それでも、書き続けてきた中で、数年前の自分だったらこれでよしと思えたものが、今の自分には良しと思えないんです。

何かにたどりついてないなというのがなんとなくわかる。そこでね、ペンを手に取って(本当はキーボードで書いてるけどね)じっと目を軽く閉じて言葉がおりてくるのを待ってれば書けるかと。

書けねーよ!!

なんか違うな、もうちょっとなんかと思いながら、それでも今の自分で書くしかないと。
それで、ものになるかならないかわからないデッサンを延々とし続けているようなものです。せっせと。

例えば、熊の剥製のデッサンを何枚も書いていたとする。これ、創作活動している人あるあるだと思うのですが、

「俺が世にパッと出られないのは、熊を描いてるからじゃね?」

とある日、はたと気づくわけです。

「そうだそうだ。これからの時代はうさぎでなくてはな」

それで、うさぎの剥製を目の前に置いて、せっせと描く。そしてまた、はたと気づく。

「うさぎは確かに愛らしいけど、迫力に欠けんじゃね?」

そこで、デッサン用の鉛筆を手に懊悩する。そこからどうするか?もちろん!

迫力ある熊の前にウサギを配置して、全体を描くわけだ。

「ふぅ、これで、俺が世に出る日も近いな」

……

アマチュアの創作活動なんてこんなもんだ。ある意味、脳の全てとは言わないが、一部がお気楽ご気楽にバカな人の方が最後に勝つかもしれません。意味のわからない抽象的な話になっちゃったけど、今まで書いてきた方向性とかモチーフを変えちゃいたいなぁという衝動はいつも持っていて、自分が書きかけのものや今まで書いてきたものに無心になれない時間があるんですよね。

むしろ、無心になれない時間の方が多いです。変なものですねぇ。全て自分で選んで決めて書いてきたものなのに……。

他人様の心を眺めるのと同時に、自分の心というものはそれこそ飽きるくらい覗いてきているわけですが、それでも自分の中によくわからない自分がいるものだ。

ウサギを熊に変えちゃったり、突然、飛んでるかもめをどっかから持ってきたり、

「今、流行ってるのはこれじゃね?」

と、カッパを持ってくるかもしれない。カッパを……。

そんな、落ち着かない子供みたいに駆け回る自分をコントロールしようとするもう一人のミスクールとでも名付けたい大人な自分がいるのだよね。

「君は熊を描きなさいっ」
「え、熊なの?」

結局、熊なの?

「熊が描けるようになるまで熊を描きなさい」
「えー、もうずっと熊描いてるじゃん。こんなんじゃ、熊を描き続けた挙句お墓に入っちゃうよ!」

ブーブー、じたばた。

「じゃ、横にウサギを置いていいから」
「お……」

お許し出ました。

「その代わり、真面目にやりなさい」
「お……」

結構、怖いぞ、ミスクール。ハイミスで、高齢処女に違いない。

「二足の草鞋で大変だとかなんとか言わずに真面目にやりなさい」
「はい」
「あなた、昔っから、あれもこれもと二兎どころか三兎も四兎も追いたがる人なんだから」
「……」

ミスクール、さすが私の人格の一つ、よくわかってらっしゃる。

「それまで、カモメとカッパは没収です」
「あうっ、カッパ!」
「カモメも描けないのにカッパはないでしょ?カッパは」

チーン

ところで、カッパとはどんなジャンルでしょうね?
……ホラー?

いや、ファンタジーか?逆立ちしても私にホラーは書けないだろう。夜中にトイレに行けなくなるからな。
ファンタジー、書きたいなぁ。不思議な話、大好きなんだけどなー。

書いてみたことあるけど、むっちゃ、難しかったんだよなぁ。

あるいは、刑事、探偵物?
このジャンルを愛しすぎてて書けないですね。
しかし、物語の中で、人は殺してみたいなぁというのはある。

チーン

いや、殺人者になりたいというのではなく、非日常的な事件を取り込みたいってことだよね。

ふぅ……

勘違いの世界では人は死にません。やれやれ。かもめもダメだしカッパもな。まずは大人しく熊とウサギを書きますかね。

そのうち、ミスクールの見ていないところで、意味のわからない短編が出るかもよ。それはかもめかカッパを書いているに違いない。ど下手くそかもしれません。

それでは
コーヒーを飲みつつ朝食を取ろうかな?
連休三日目の汪海妹

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