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汪海妹

ワンハイメイ

2019年の夏頃より小説を書いています。

一番最初は主人公たちが高校生から大学生になる頃を扱っていて、その次と次の次はそのまま彼らが親になって大人になってゆく世界を書きました。その後、そのまま作品の中に出てきた脇役を今度は主役にし、以前の主役達を脇役にするという形で、どんどん作品数も増えました。

自分の作品の中で一番読まれている作品は、木漏れ日①というもので、これはリーマンを卒業して起業する…

こんばんはー(՞ . .՞)

今週既刊お読みくださった方、ありがとうございました。
<(_ _)>

今後の掲載予定です。

11月 松尾君は絶対勘違いをしています
    8章 僕たちのサボタージュ 執筆中 1.2万
    9章 First Kiss 執筆予定
12月 きみどり②
    7章 タイトル未定     執筆予定

勘違い 10・11章

( ߹꒳​߹ )全然進んでおりません。
日々が飛ぶように過ぎてゆきますが、執筆になかなか軸足をおけずにおりまして、若干焦っておりました。

執筆モードのスイッチがなかなか入らなくなると、大体自分はカフェ難民になります。雰囲気のあるカフェに行ったら創作の女神が降りてくるんじゃないかしらと思っていそいそとお出かけします。

蟹座だからなのかどうかわかりませんが、蟹座ってね、すっごい怖がりなんだって。だから、基本自分の殻(=家)に篭りがちになるのだそうです。

なんだ!自分は生まれながらの、しかも時代を先取りした引きこもり(しかし、実母がしっかりした人だったので、完全に引きこもることができずに今に至る)だと思っていたけど、その原因は、

蟹座だったからなのか!!

占いに答えを見つけて興奮したのも一昔前。
汚い家で爽やかな話が書けるわけもなく。それなら掃除すれば?って話なんだけど……。主婦の皆様にここ、後ろからバックコーラスいただきたいのですが、

片付ける端から散らかす天才が家族の中に二人くらいいると、刀、折れ、矢、尽き果てる。
(→文学的に表現してみたがつまりは掃除する気が失せる)しかし、それでも、大抵のご結婚されてお子様のいらっしゃる家庭は似たようなものですが、世の中の主婦の皆様が掃除を諦めたわけじゃござんせん。お前はなぜ、諦めてしまったのだ、と言われると。

ここで最後におばあちゃんにとどめを刺される。ばあちゃん、物を捨てない、アンド、片づけられない。段ボールなどを喜んで収納用具に使ってしまうのよ。

この話を始めるとやたらと長くぐちぐちとなり、地獄の淵のようなところまで行ってしまうので(アーメン)、やめましょう。とにかくだから自宅のようなカオスの中では小説なんて小洒落たものは書けないというか、書く気になれないので、私はカフェ難民なのです。

カフェの片隅で太宰治先生になったつもり、みたいな?
太宰治先生が、時空を超えて中国にお見えになったらちょっとウキウキするね。

カフェのような日常とはちょっと異空間へと出ますと、自分も別人になれるような気がしますよ、おほほ。しかし、同じカフェにですな、行きつけますと、この魔法が効きにくくなってくるのです。非日常が日常になってしまうからよ。で、気づくわけです。

俺、太宰治じゃねえじゃん。

チーン

害のない部分で脳みその一部分がお気楽ご気楽にできてますが、私は太宰治ではないし、生まれかわりでもないのは事実ですので、気づくわけだ。

これだとさ、小説が書けないわけよ。太宰治先生とまではいかないまでも、自分がちょっとかっこいんじゃね?いけてるんじゃね?と思い込める新たな非日常の空間を求めて、アマチュア小説家はカフェ難民となるわけです。

そして、蟹座なわけだ!

蟹座がなんだと言いますと、あのね、蟹座は怖がりなのよ。中年になっても怖がりなんですっ!
つまりは、ちょっと良さげな入ったことのないカフェを見つけても、入るのが怖いんだよっ!

チーン

それで、この深圳の空の下、中国語がネイティブのように話せないというだけで異質な存在なのに、それに加えて挙動不審を繰り返しているわけです。具体的に言えば、街紹介アプリとでもいうのか?中国だと大众点评というアプリが飲食店等の紹介アプリとして有名なのですが、それでちまちまと自宅付近のカフェはチェックしているのです。大体のカフェをすでに把握していて、でも、蟹座はアプリ上の写真を見ただけで良さげと足を伸ばしたりしませーん。

蟹ってさ、横に歩くじゃん。あれに近いイメージですが、行ってみたいカフェの前を実際は横歩きではないのだけど、あのくらいの不自然さで、

……通り過ぎるのです。

或いは、蟹以外の例を出してみると、空き巣の人って下見をするらしいです。私は空き巣をしたことはないのですが、さりげなくチラッとカフェの中を覗き、客層や雰囲気、長居できそうかどうかを瞬時に判断し、通り過ぎる様はそれにも似てるかもしれませんよね。

そして、そんなふうに入ってみたいなと気にし始めてから、2〜3年、放置する。

「あ、潰れた」

時々、アクションが遅過ぎたために入ることなく潰れる店が出る。

ここまで丁寧に自分のチキンぶりを描写していて思うのですが、入ってみたことのないお店に入る前に私と同じような(↑)人ってこの世にいるんですかね?いたら、蟹同盟ということで、心の友です。

しかし、ですな、必要に迫られて、つまりは、俺、太宰治の再来じゃね?という素敵な勘違いを可能にする、素敵な非日常の空間を得るために、アマチュア小説家、勇気を出した!

先週は初めてのカフェに二つも入りました。褒めてもらえるようなことなのかどうかわかりませんが、どちらのカフェも自分的には素敵に非日常でした!!

これでマーキングを果たしましたので、一人で入れるカフェが二つ増えました。めでたし、めでたし。
しかし、サボタージュはやっぱり全然書き進んでいませんけどね。

季節の変わり目が大好きなんです。特に夏から秋が。
やたらと暑い深圳にもやっと風に涼しいものが混じり始めました。
こういう時、ちょっと違う自分に変身できる気がしますよね。

それでは来週には、別人になりきったワタクシで登場させていただきます。
良い夕べをお過ごしください。

Carnival of the Animals を聴きながら
息子は主人に連れられて空手のレッスン中でした
汪海妹

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